2005-01-01から1年間の記事一覧

『鬼哭街 鬼眼麗人』虚淵玄(角川スニーカー文庫) Windows対応ヴィジュアルノベルのノベライズの下巻。 原作自体もストーリー分岐の無いヴィジュアルノベルなので、ほぼそのまま小説化されている。絵とエフェクト、BGMと18禁的な濡れ場が除かれただけである…

『雲のむこう、約束の場所』(COMIX WAVE) 昨年秋に公開された劇場版アニメーションのDVD版。 新海誠監督の作品は、情景描写がすごく良い。その特筆すべき点は、やはり空だろう。 その独特の空の高さ。空気の表現力は、言いようも無いほど気に入っている。 …

『ウィザードリィエクス〜前線の学府〜』(マイケルソフト) 久しぶりの「WIZ」の新作。発売日にゲット。 しかし、とうぶん遊ぶ暇が無い……。

『ネオクーロンB』鷹見一幸(角川スニーカー文庫)

『双恋』 少し時間ができたので4周目。千草姉妹を攻略。 引っ込み思案なメガネっ子といったキャラのアーキタイプとしては、かなりストライクゾーンに入っているハズなのだが、なぜか一番最後に回った。 進行しているうちにようやく気付く。声がトロい。テキ…

『ネオクーロンA』鷹見一幸(角川スニーカー文庫) この作家、人間の善悪の分かりやすい書き分け方は超一級品だと思う。 危機に当たり全力を尽くす主人公と、それを取り巻く周囲の一般人の無理解、無関心、無責任、そして熱意に対する敵意を非常にデフォルメ…

『ヒストリエvol.1』岩明均(アフタヌーンKC) 『ヒストリエvol.2』岩明均(アフタヌーンKC)

『狂気と犯罪 なぜ日本は世界一の精神病国家になったのか』芹沢一也(講談社+α新書)

『マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女』岡田温司(中公新書)

『攻殻機動隊 眠り男の棺』藤咲淳一(徳間デュアル文庫) 知るのが怖い。でも知りたい。 近しい人の心の奥底にある感情を、たやすく知ることができたらどうだろうか? それを操ることができたら、どうだろう? いずれ脳生理学の発達は、そうした感情の機微を…

『Pure×Cure』(Chuable) Windows対応のロゲー。 養護教諭としてかつての母校に赴任した主人公。失敗しながらも信頼される養護教諭を目指して奮闘する。 予想以上に真っ当な展開。ヘタレではあるが、真剣に取り組む主人公の姿勢は好感が持てる。また、保健…

『空ノ鐘の響く惑星で(6)』渡瀬草一郎(電撃文庫) フェリオ王子の母国アルセイフを取り巻く諸国の情勢が、さらにきな臭くなってきた本巻。 記憶を奪われたあげく会戦の口実として陵辱された上で殺されるところだったヒロイン、ウルクは虎口を脱したご様子。…

『日本の歴史9 南北朝の動乱』佐藤進一(中公文庫) 建武の新政は、開始後2年とも持たずに綻びを生み、やがて自壊へと進んでゆく。武家の棟梁として推戴された足利高氏は中先代の乱を期に関東で独立を図る。こうして、天皇専制と武家政治は完全に別れ、大覚…

『凶刃 用心棒日月抄』藤沢周平(新潮文庫) 用心棒シリーズ4冊目。前作『刺客』から16年後であり、主人公、青江又八郎も40半ばを過ぎている。江戸詰めの役を仰せつかり、四たび目の江戸上りを果たす。16年ぶりに再会する旧友細谷や佐知との出会いは、流れ去…

『武装錬金6』和月伸宏(ジャンプコミックス) L.X.E.編完結。そしてカズキ再殺編開始。本誌掲載時には著しく人気を落とした、対ブラボー戦も収録。 越えるべき壁として立ちふさがるのは、師であり戦友でもあるキャプテン・ブラボー。互いの信念を貫くために…

『刺客 用心棒月日抄』藤沢周平(新潮文庫) 『雲のむこう、約束の場所 OriginalSoundTrack』(CoMIX Wave) 『CLANNAD OriginalSoundTrack』(keySoundLabel)

『真月譚月姫2』佐々木少年(電撃コミックス) ネロ・カオス戦を収録。このコミック版、基本的にアルクェイド・シナリオを踏襲していると思われるが、随所で他シナリオへの伏線を張っているので、今後どのような展開を見せるのかがとても楽しみだ。

『アウトニア王国人類戦記録3 でたまか 漆黒無明篇』鷹見一幸(角川スニーカー文庫) ますます凄惨さを増す対ザナックス戦の3巻目。終幕に向けてだいぶ盛り上がってきました。果たして人類は生き残れるのか? さて、今回も人類の存亡を掛けた一線に臨んでな…

『用心棒日月抄』藤沢周平(新潮文庫) 時は元禄。故あって人を斬り脱藩した浪人、青江又八郎が逃げ込んだ江戸では、時折しもかの“赤穂事件”が発生した。糊口を凌ぐための用心棒稼業をするうちに又八郎は、数奇な運命から赤穂浪士たちと関わるようになる。 …

『双恋』 桜月姉妹、白鐘姉妹シナリオをクリア。 結局、桜月姉妹が主人公を見初めたきっかけは不明のまま。好感度が足りなかったか? メインヒロイン(?)にしては、一条姉妹シナリオに比べてパンチ力が足りなかったように思えるが……。この手のゲームでは、…

『ハウルの動く城』 今更ではあるが、外出したついでに観てくる。 世間の評判はずたぼろのようですが、個人的には思ったよりはいい感じ。キムタクも予想以上に上手かったし、倍賞千恵子のソフィーも小娘から婆さんまでよく演じ分けできていたと思う。後半の…

東京国立博物館――唐招提寺展 上野の東京国立博物館で行われている特別展だが、ついでに行ってきた。 実は主目的は、常設展示のローテーションで回ってきた所蔵品の展示である。 友人である春桜庵主人氏の情報によれば「獅子王」「童子切安綱」が展示されてい…

『eの悲劇』幸田真音(講談社文庫)

『双恋』 まずは一条姉妹編クリア。 思ったよりジャンクション・ポイントが多いようだ。また本作の売りである「ツインビュー」システムが割りと面白い。二人のヒロインの両方を立てなくてはならないというのが結構難しい。設問の数が必ずしも一定でないので…

『ホワイトブレス』蕪木統文(ファミ通文庫) 作中のラジオ・パーソナリティ那由他みかんの紹介するフランスの思想家ラ・ロシュフーコーの名言より。 Windows版のロゲー、『ホワイトブレス』メインヒロインの一ノ瀬美緒ルートのノベライズ。 原作中では主人…

『攻殻機動隊 虚夢回路』藤咲淳一(徳間書店) 「お前は自分で何をしようとしてはいない。ただ誰かが世界を、自分の都合のいい形に変えてくれるのを待っているだけの臆病者だ」 けだし名言。 だから、やれるところから、少しずつでも進めていくしかない。自…

『双恋』(メディアワークス) バカゲーです。でも、面白い視点だ。 あらゆるところに突っ込み入れられるけど、入れるだけ無駄なので、馬鹿笑いしながら、バカのように進めるのが多分正しい遊び方だろう。 割とテンポもいい。ユルイ台詞もいい。 まずは、最…

『侍はこわい』司馬遼太郎(光文社文庫)

『玉響−たまゆら−』時海結以(富士見ミステリー文庫) 古代日本を舞台としたライトファンタジー。めずらしい。

『日本の歴史8 蒙古襲来』黒田俊雄(中公文庫) 世の移り変わりとともに生活様式は変わり、それに伴って政体も変化を求められる。 鎌倉幕府も中期以降、執権北条氏の主導体制から、得宗独裁の体制へと移行する。一方、普及しつつある貨幣によって初期的な流…