2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『霧の向こうに繋がる世界』霜月はるか†Revo(TEAM Entertainment Inc.) 第二期SoundHorizonの活動に先駆け、“蒼の歌姫”こと霜月はるかとのコラボレーション作品。全三曲収録。 相変わらず妄想をかき立てる詞に、幻想的な効果音のかぶった曲と、非常に“らし…

昨日書いた中世日本を舞台としたTRPGシステムだが、無いのなら自分で作ればいいやとか思いはじめ、それなりに本気で構想を練り始める。 手始めに、ざっと主な職能(クラス)案を作ってみる。舞台となる時代設定は、平安中期〜鎌倉時代あたりを想定。 公家:…

『図解「武器」の日本史』戸部民夫(ベスト新書) 日本で使用された武器、防具をほとんど網羅し、豊富な図説で解説した紹介書である。 『平家物語』や『太平記』といった軍記物、『忠臣蔵』などの時代小説などに出てくる武器、防具の大半は取り上げられてい…

TRPGのセッションはいわば水物で、いかようにも流れる。いや、流れてしまう。 GMがどれだけ周到にシナリオを準備し、段取りを整えていても、実際のセッションに臨み、事前に思い描いた筋書き通りに進むことは、まず稀であろう。特に、物語性の強いシナリオで…

『光武帝(上)』筭本逭史(講談社文庫) 漢王朝中興の祖――いやむしろ後漢王朝創業の祖というべきか――光武帝劉秀の一代記小説。 日本ではあまり馴染みのない皇帝だが、よく日本史の教科書に載っている福岡の志賀島で1784年に発見された「漢委奴國王」と記さ…

『サイレンの哀歌が聞こえる』伏見健二(JICC出版) 長らく探していたのだが、遂に見つけたので中古で購入。 本作は、WIZARDRY#6 BCFのノベライズである。 BCFは旧シリーズの#1〜3及び5とは、がらりとシステムを変え、また明確なシナリオを導入したために、…

『料理材料の基礎知識』大阪あべの辻調理専門学校編(新潮文庫) 美味いものを喰うのが、好きである。 実際のところ、料理をすることはあまり無いが、喰い物には非常に興味があるので、本書を手に取った。 野菜、穀物類、豆類、魚介類、海藻類、肉・卵類、そ…

『ヨーロッパホラー&ファンタジー・ガイド―魔女と妖精の旅』荒俣宏(講談社プラスアルファ文庫) モダンホラーより、ゴシックホラーが好きである。 時代や場所、過去の因縁などの背景設定が凝っていれば、なお良い。古い歴史と伝統の澱が積もったヨーロッパ…

最近、他のメンバーのGM担当するセッション下で、プレイヤー参加することが多い。 やはり、各GMごとにシナリオ構築や、それに基づくセッション運営の方式は異なり、プレイヤーの立場としてセッションに臨むと、色々と考えさせられる。 TRPGのシナリオは、当…

『ウィザードリィ・外伝〜五つの試練〜』(IRIコマース&テクノロジー) 「戦闘の監獄」の後継作。今回は5本のシナリオを搭載している。 まずは最初のシナリオ「旅人の財産」から開始したが、本作は「慈悲の不在」の仕様を踏襲しているようである。 個人的に…

『テルーの唄』手嶌葵(YAMAHA MUSIC) 今夏、劇場公開される例の『ゲド戦記』の挿入歌。 本作でデビューを飾る手嶌葵だが、前評判どおり歌唱力は素晴らしい。 宮崎吾朗監督の詞も良い。 この歌を聴いていると、衝動的にふらりと旅に出たくなる。