2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『用心棒日月抄』藤沢周平(新潮文庫) 時は元禄。故あって人を斬り脱藩した浪人、青江又八郎が逃げ込んだ江戸では、時折しもかの“赤穂事件”が発生した。糊口を凌ぐための用心棒稼業をするうちに又八郎は、数奇な運命から赤穂浪士たちと関わるようになる。 …

『双恋』 桜月姉妹、白鐘姉妹シナリオをクリア。 結局、桜月姉妹が主人公を見初めたきっかけは不明のまま。好感度が足りなかったか? メインヒロイン(?)にしては、一条姉妹シナリオに比べてパンチ力が足りなかったように思えるが……。この手のゲームでは、…

『ハウルの動く城』 今更ではあるが、外出したついでに観てくる。 世間の評判はずたぼろのようですが、個人的には思ったよりはいい感じ。キムタクも予想以上に上手かったし、倍賞千恵子のソフィーも小娘から婆さんまでよく演じ分けできていたと思う。後半の…

東京国立博物館――唐招提寺展 上野の東京国立博物館で行われている特別展だが、ついでに行ってきた。 実は主目的は、常設展示のローテーションで回ってきた所蔵品の展示である。 友人である春桜庵主人氏の情報によれば「獅子王」「童子切安綱」が展示されてい…

『eの悲劇』幸田真音(講談社文庫)

『双恋』 まずは一条姉妹編クリア。 思ったよりジャンクション・ポイントが多いようだ。また本作の売りである「ツインビュー」システムが割りと面白い。二人のヒロインの両方を立てなくてはならないというのが結構難しい。設問の数が必ずしも一定でないので…

『ホワイトブレス』蕪木統文(ファミ通文庫) 作中のラジオ・パーソナリティ那由他みかんの紹介するフランスの思想家ラ・ロシュフーコーの名言より。 Windows版のロゲー、『ホワイトブレス』メインヒロインの一ノ瀬美緒ルートのノベライズ。 原作中では主人…

『攻殻機動隊 虚夢回路』藤咲淳一(徳間書店) 「お前は自分で何をしようとしてはいない。ただ誰かが世界を、自分の都合のいい形に変えてくれるのを待っているだけの臆病者だ」 けだし名言。 だから、やれるところから、少しずつでも進めていくしかない。自…

『双恋』(メディアワークス) バカゲーです。でも、面白い視点だ。 あらゆるところに突っ込み入れられるけど、入れるだけ無駄なので、馬鹿笑いしながら、バカのように進めるのが多分正しい遊び方だろう。 割とテンポもいい。ユルイ台詞もいい。 まずは、最…

『侍はこわい』司馬遼太郎(光文社文庫)

『玉響−たまゆら−』時海結以(富士見ミステリー文庫) 古代日本を舞台としたライトファンタジー。めずらしい。

『日本の歴史8 蒙古襲来』黒田俊雄(中公文庫) 世の移り変わりとともに生活様式は変わり、それに伴って政体も変化を求められる。 鎌倉幕府も中期以降、執権北条氏の主導体制から、得宗独裁の体制へと移行する。一方、普及しつつある貨幣によって初期的な流…

『ガンパレード・マーチ もうひとつの撤退戦』榊涼介(電撃文庫) あまりにもプレイヤーの所属する“5121小隊”が、優秀すぎるために、より悲壮な戦争観が持てないことの多い「ガンパレ」だが、このシリーズでは脇役として登場するゲーム中では名も無いいち学…

『月姫読本PlusPeriod』TYPE-MOON(宙出版) さすがにもう店頭入手は不可能なので、AMAZONからネット購入。 すでに『月姫読本』、いわゆる“青本”は持っているのだが、何となく衝動買い。 思い出せば、『月姫』を知ったのは、製作プロットが「竹箒」で公開さ…

「WIZARDRY RPG OE」キャンペーン・シナリオ#4の第三回目セッションを実施。 今回はようやっとWIZらしくダンジョン・アタック形式のシナリオを用意した。 すでに俺のGMに慣れた既設メンバーはともかくとして、新規参加メンバーの様子見という意味では初の試…

『ミナミノミナミノ』秋山瑞人(電撃文庫) 相変わらず「ボーイ・ミーツ・ガール」のキャッチに弱いです。 買って、読んで、大後悔。……まだ、続くジャン。 個人的に、ライトノベルは一話完結が吉。概ね続き物は、読めば読むほど粗が出るものが多いからである…

『攻殻機動隊 凍える機械』藤咲淳一(徳間デュアル文庫) ふたつ目のチャプターにあたる「タチコマの恋」が良い。 自律機械の思考進化の末、人間に対して擬似的な恋愛感情をもつというテーマは割りとSFでは使い古されたネタである。 それでも良いものは、良…