2004-01-01から1年間の記事一覧

『日本異譚太平記』戸部新十郎(徳間書店) 個人的に、私が日本史においてもっとも心惹かれる時代は、実はこの『太平記』の時代である。 軍記物として、『太平記』は異類であると思う。 『平家物語』のように虚無的な末法思想の“滅びの美学”はない。まして、…

『銃姫3〜Two and is One〜』高殿円(MF文庫)

新メンバーでの「WIZARDRY RPG OE」セッションの2回目。今回はシティ・アドベンチャーである。 前々から予告していた“東方蛮国”を舞台とするキャンペーンへの布石を打つ。 斜陽のタタール帝国の帝都を舞台とする建国の秘密を巡る謎の探求と権力の残滓を巡る…

『食卓の文化史』石毛直道(岩波現代文庫)

『リカ』五十嵐貴久(幻冬社文庫)

『FINAL FANTASY XI』 ジュノ下層でたむろっているとプロミヴォン3石順次攻略のメンバー募集のシャウトを聞く。 サービス開始当初にプロミヴォン・デム攻略に参加し、BC戦で敗退した記憶が横切る。今日は時間もある、いい機会だ。参加することにする。 前回…

WIZARDRY RPG OE

すごい久しぶりにアイテムリスト更新。ついに14版。だいぶ版を重ねたな。 今回の更新の目玉は、「魔法威力」補正の特殊効果を既存のアイテムに追加したことである。具体的には、装備されることのまずなかった「炎の杖」「炎の魔除け」といった特定呪文が封じ…

『日本の歴史7 鎌倉幕府』石井進(中公文庫) いよいよ中世の幕開けともいえる初の武家政権、幕府の成立である。 来年の大河ドラマの主人公でもある悲運の英雄、義経との確執から、とかく冷酷非情のひとと見られ感情的な低評価を受けることの多い源頼朝だが…

『最後の夏に見上げた空は』住本優(電撃文庫)

メンバー募集に応募していただいた新人さんを迎えての歓迎セッションを開催。何気に3ヶ月ぶりである。 システムはウチで公開している「WIZARDRY RPG OE」。GMは私が担当した。メンバーの参加者は3名でプレイヤーは合計4名となった。 キャラクターのクラスは…

『NHKへようこそ!01』滝本竜彦・大岩ケンヂ(角川コミックス・エース) 『NHKへようこそ!02』滝本竜彦・大岩ケンヂ(角川コミックス・エース)

『ガンズ・ハート4 硝煙の彼方』鷹見一幸(電撃文庫)

『女子大生会計士の事件簿DX.2騒がしい探偵や怪盗たち』山田真哉(角川文庫)

『女子大生会計士の事件簿DX.1ベンチャーの王子様』山田真哉(角川文庫) あとがきにも書かれているが、いかにも軽薄なタイトルだがまちがいなく『ビジネス書』の形式で書かれている会計入門ともいえる読み物。 会計という普通に生活する分にはほとんど縁の…

『ジハードとテロリズム 日本人が知らないイスラムの掟』佐々木良昭(PHP新書) とかく最近の中東情勢の変動によって話題に上るムスリム独自の思想「ジハード」とテロルが密接なかかわりを持つに至ったか。 本書はイスラム特有の教義に基づく生活規範、習慣…

『プリンセスの一人軍隊』渡邉裕多郎(朝日ソノラマ文庫) もうひとつの「戦うボーイ・ミーツ・ガール」ってな感じ。 2時間娯楽映画的なノリが好き。天文学的な資産家の娘で世間知らずの純真な現代のお姫様と、百戦錬磨の少年兵あがりの高校生が繰り広げるド…

『雲のむこう、約束の場所』 新海誠監督の新作。観てきました。 相変わらず、空が高いです。 前作「ほしのこえ」より長い作品なので、詰め込める情報量も多くなり、ちゃんと作中で状況が説明できて、かつ完結できているというのがプラス要素。やはり個人製作…

『こちら救命センター 病棟こぼれ話』浜辺祐一(集英社文庫) 『救命センターからの手紙 ドクター・ファイルから』浜辺祐一(集英社文庫) 救命センターという最先端の医療最前線に在籍する外科医の手記。 作中では、筆者を投影していると思われる名も無き医…

『救命センター当直日記』浜辺祐一(集英社文庫) 救命救急センターを舞台とした、現役医師によるおそらく事実を基にした短編小説集。 だいぶ前から「現代医療」をテーマにしたシナリオ・ソースを手元で温めている。機会が無く、また現代劇となるために適当…

『電車男』中野独人(新潮社) 実はこの一連の話、夏前くらい、ちょうどリアルタイムでの進行が完了するくらいには噂で知っていた。 とかく負のイメージを持たれやすい某巨大掲示板のなかでも、数少ない“良い話”ではあると思う。が、同時に怖い話でもあると…

『FINAL FANTASY XI』 赤AF3ゲット。ご協力いただいた皆さんに感謝。 とはいっても、今だレベル59なのでシャッポーは装備できず。レベルを上げよう……。

『眠り姫』貴子潤一郎(富士見ファンタジア文庫) 『GUNSLINGER GIRL 4』相田裕(電撃コミック) 『眠り姫』短編小説集。6篇収録されてるうちの、ひとつ「さよなら、アーカイブ」が個人的にはヒット。 『ガンスリ』21、22話と担当官ジョゼ、ヒルシャーの過去…

『のない社会 思いやりと優しさが圧殺するもの』中島義道(PHP新書) われわれTRPGプレイヤーにとって、言葉は最高のツールであり、それを通じてセッション中にそれぞれの役割を負ってのコミュニケーションこそが、TRPG最大の面白さの要因であると私は思って…

『【絵解き】戦国武士の合戦心得』東郷隆(講談社文庫) タイトルのようにふんだんに史料と、上田信氏のイラストによって、戦国武士の武装や戦術が割りと詳しく図解されている。 とかく戦国モノの時代劇によって、誤った武士観、合戦観、戦闘観がまかり通っ…

昨日の戦利品

『空の鐘の響く惑星で5』渡瀬草一郎(電撃文庫) 『武装錬金5』和月伸宏(ジャンプコミックス) 『サムライガン7』熊谷カズヒロ(ヤングジャンプ・コミックス) 『空鐘』なんとなく予感はしていたが、サブヒロインのウルクが初っ端からピンチです。作中では…

『FINAL FANTASY XI』 限界3突破。Windows版発売と同時に始めて、はや3年目にして、ようやくメイン赤59レベル。まだまだ先は長い。

『ローマ人の物語15 パクス・ロマーナ(中)』塩野七海(新潮文庫) 『ローマ人の物語16 パクス・ロマーナ(下)』塩野七海(新潮文庫)

『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ(上)』塩野七海(新潮文庫) 待ちに待った続刊が刊行。カエサルの後継、オクタヴィアヌスがいよいよ“アウグストゥス”となる青年後期〜壮年期にかけての時期、ローマの最高権力者として帝政への布石を打ってゆく時期で…

『ACECOMBAT5』 発売日に購入したにも拘らず未だパッケージすら開封していなかったのを遂に開始。 いや、面白いです。本作はストーリーを3DCGムービーで語る形式を取っている。まさしく映画を見ているかのように物語が進み、あたかもプレイヤーが操る機の搭…

『なぜ「少年」は犯罪に走ったのか』碓井真史(ワニのNEW新書) 少年による凶悪犯罪が多発した2000年に出版された(初版2000年11月5日)本書では、同年に発生した4件の凶悪少年犯罪を題材に、まさしく凶悪な少年犯罪はなぜ起きたのかを分析している。 今年起…