『【絵解き】戦国武士の合戦心得』東郷隆(講談社文庫)
タイトルのようにふんだんに史料と、上田信氏のイラストによって、戦国武士の武装や戦術が割りと詳しく図解されている。
とかく戦国モノの時代劇によって、誤った武士観、合戦観、戦闘観がまかり通っているが、本書では分かりやすく紹介されている。この手の資料にしては内容が充実して、文庫だけに価格も安く、いい本が出たものだ。
TRPGはイマジネーション勝負なので、こういったテキストを読んでおくと、情景描写の際に非常に役に立つ。ゲームでは単にダイスを振り合うだけの単調な戦闘も、本当はもっと泥臭いんだぜ。ウチのウォーモンガーな戦士諸君。