tukasabeのTRPG日記

とあるTRPG GMの日常的な記録

本日の企画メモ

WIZARDRY RPG OE世界設定裏話

 この世界(Strange Realm)を創生したのはコズミックロードのひとりフォーンザング(Phoonzang、#8)であり、人類に信仰されている至高神イルヴァタール(Iluvatar)と同一の存在。コズミックフォージ(#6)を用いて創造された。
 創造主フォーンザングは上古からの人類(エルフやデビリッシュ)からはイルヴァタールと呼ばれ信仰の対象となっている。時代が下り、闘争期になり人間の教会(司教府、東部教会)においては、聖典の神テトラグラマトン(Tetragrammaton)として信仰されている。
 創造主フォーンザングは惑星アルダ(地球)の創造後、宇宙へと去ったが、その後の管理を託されたのが、大天使ヴァラール(Valar、単数形Vala)である。人類の発展を願いつつ惑星全体の保全との両立を調整している。
 大天使ヴァラールから人類を導くため地上に遣わされた天使マイアール(Maiar、単数形Maia)が受肉した存在がパラスイートの起源とされる。特に創造主の跡を襲い世界を統べようとした冥王(ダークワン)に対抗する人類を支援するために派遣された天使マイアールを賢者イスタリ(Istari、単数形Istar)と呼ぶ。冥王の打倒後、闘争期のリルガミン王家に仕えた賢者イェルダーブ(#5)が代表的なイスタリとして知られる。
 根源の渦(Maelstrom、#5)とは世界創生の動力源として創られたもの。今なお世界の維持のため稼働している(魔法の力の源泉)。管理者ゲートキーパー(#5)はコズミックロードの分身。
 “魔法の魔除け”(#1)はコズミックロードの遺した遺産のひとつ。ワードナ(#1)はこれを入手し解析しようと試みていた。復活後(#4)、再びこれを手にして、星界を旅してコズミックサークルに至り、コズミックロードのひとりとなった。
 均衡の守護者エルケブレス(#3)はコズミックロードに創造された世界の管理者のひとつ。この惑星(アルダ)の全ての生物の存続と繁栄を願い、生態系の管理を行っている。
 精霊神ニルダ(#2)はコズミックロードに創造された世界の管理者のひとつ。人類の存続と繁栄を願い、庇護する存在。
 偽りの神カドルト(#4)は根源の渦を利用した魔法システム。黄金期の魔法文明にて創造された。闘争期にカント寺院にて運用され信仰の対象となった。やがて自我を持ち自律稼働するようになったが、復活したワードナに滅ぼされた(#4)。しかし自己修復を続けており、混迷期に入ってから再生の兆し(イービルコンセクエンス)が有る。
 神聖鉄鎚戦争(神鎚)とは均衡の守護者エルケブレスの意によって行われる惑星の生態系を強制的に是正する行動である。生態系の頂点に立った種が惑星の生態系に致命的な影響を及ぼすと判断した場合、その種を強制的に淘汰して生態系バランスを調整しようとする。
 神鎚に至る過程は二段階。まず調停者が警告を行い調停(神鎚の判断に至った原因の特定とその除去)を試みる。それで解決に至らない場合、神鎚が実施される。
 人類史上、魔法文明の滅亡(黄金期の終焉)が初回の神鎚となる。魔法の利用拡大によって世界の境界があいまいになり、魔神属の侵攻を招いた。また蘇生魔法(カドルト)の乱用と不死属への転生、人工生命の創造(ホムンクルス)といった生命の禁忌に触れたことが原因。現代(混迷期)でも同様のことが頻繁に行われており、神鎚の再来は近いと考えられている。
 自動人形(オートマター)は黄金期末期に神鎚に対抗するための機械の兵士。一部の自動人形は神鎚に拿捕されて運用されている。
 闘争期の終焉はリルガミン王国の滅亡(外伝3)により根源の渦がこの世界から切り離された為(地下迷宮が崩壊し三軸の門(the Triaxial Gate、#5)は異次元に取り残されている)。更に災いの王とゾーフィタスがコズミックサークルからコズミックフォージを略奪しこの世界に持ち込んだ(#6)ことが原因で混迷期が始まった。
 コズミックサークルから略奪されたコズミックフォージの捜索はコズミックサークルの管理者アルセイデス(#7)を中心に宇宙規模で行われている。惑星ガーディアでコズミックロードであった創造主フォーンザング(#8)の遺産を護ってきたヘラゾイド(Helazoid)もその捜索に協力している。

 王国群は闘争期に大陸西原から中東部にわたって統治していた巨大国家、統一帝国の後継国家。帝国は北方蛮族の侵攻に耐えられず分断、分裂した。
 司教府は闘争期初期に統一帝国の国教を司る教会の組織として設立された。教皇は第四の預言者メサイア)の正統なる後継者を自任している。帝国が内憂外患によって東西分裂し、西原に王国群が成立した後も国教を司る教会の頂点として君臨している。
 やや遅れて、中東部の砂漠地帯で第五の預言者によって設立されたのが、東部教会である。政教一致の体制を取り、第五の預言者(ナビー)の後継者である教主が国家元首となった東部教国は瞬く間に中東域を征服し、内海沿岸沿いに南方暗黒大陸へとその版図を広げていった。現代(混迷期)では、王国群を遥かに凌駕する強大な軍事力によって、王国群の東部辺境を侵食している。
 人間族の社会では闘争期に出現した預言者メサイア、ナビー)たちの教義を教会(司教府、東部教会)で教え、その教義に基づいた聖典の神テトラグラマトンを信仰している。一方、エルフ族、ノーム族、ドワーフ族の社会では、黄金期以来の至高神イルヴァタールを信仰している。本質的には同一の存在を信仰しているにも関わらず、その断絶(解釈の差異)は深く埋めがたいものになっている。
 ブリストル島に在るエルフ族の王国、通称霧の玉座は黄金期から存在する人類最古の国家。元首である永遠の女王は上古から生き続けている不死エルフ(ハイエルフ)である。
 この世界の人類を保全するため外来の脅威に対処する高位存在から成る協議体を白の会議と呼ぶ。会議には永遠の女王や賢者イェルダーブなどが列する。
 この会議で検討されるのは、主に魔神属による侵攻への対策だが、星界からの脅威も含まれる。星界からの脅威とは稀に漂着してくる「邪悪な種族(ダークスピーシーズ)」や「星界からの恐怖(コズミックホラー)」だけで無く、創造主フォーンザングの帰還も想定されている。フォーンザングがコズミックロードから追放され、ダークサヴァント(#7、8)と成り果てたことも把握している。来たるべき時(最後の審判)に備え、対策(ライトソードを扱える英雄の準備)を講じている。一方で人類同士の民族や信仰に起因する紛争や戦争への介入は検討されない。
 この世界においては、世界の秩序や均衡を傾げるような大きな事件が幾度も起きるが、PCたちが関与しなくても誰かが何らかの活動を行って何とかするようになっている(=世界の防衛機能)。被害の規模が変わるだけである。精霊神ニルダは決して人類を見捨てない。
 武神オーディンは創造主フォーンザングが去った後、この世界と支配する領域(アスガルド)が偶々接続し、北方の蛮族に信仰された魔神属(オールドジャック)だった。やがて崇拝を受ける裡に神格に昇格(アセンション)した。同じく接続してしまった霧の世界ヨトゥンヘイム(氷霧の結界の向こう側)から出現する巨人属を撃退するため、眷属の戦女神イーディスを度々派遣している。それに感銘を受けた信徒によってイーディスを模した職業、戦乙女(ヴァルキリー)が成立した。闘争期には異教として教会(司教府)から激しく排撃されていたが、混迷期の訪れと伴に北部辺境では勢力を増している。氷霧の結界の南下によって日常的に出現するようになった巨人属をはじめとする怪物どもに対抗できる戦力を有する武神教団は北部諸侯にとって必要なものとなっており、現代(混迷期)では黙認されている。
 勢いを増す東部教国に対抗するため、司教府は人ならざる者ども――闇の世界の実力者に王国群の貴族として領地の支配権を認めるようになった。それが黒貴族と呼ばれる存在である。代表的な黒貴族は闇騎士ドラゴン騎士団を率いる鮮血伯(ブラッディカウント)と死者の国に君臨する赤法師レッドウォーロックの師父シューフーである。彼らに東方辺境の防衛を担わせ、王国群の防壁とする代わりにその存在を公認した。しかしこの決断は司教府の屋台骨を揺るがす醜聞となっている。
 東方蛮国とは、大陸北東部の高原地域に在る広大な草原に暮らす遊牧民の総称であり、統一国家がある訳では無い(大陸東方の央国からは西戎と呼ばれている)。ときおり王国群に略奪のため侵攻してきた。遊牧民の中で最も恐れられいる部族がダークエルフ族である。かつて闘争期に高原地域で内紛に明け暮れていた諸部族を糾合して統一したダークエルフの王エツェルは、西原諸国を征服する寸前までいったが、陣中で急死した。その後、息子たちが跡を巡って内紛を起こし、機に乗じた司教府の呼びかけで団結した諸侯の反攻によってその帝国は瓦解した。混迷期に入ってから今のところ、ダークエルフたちは大陸北東部の高原地域に留り、部族同士での内紛に明け暮れている。
 南方暗黒大陸東部に在る女族国の民(Amazon)はヘラゾイドと同一起源の民族。惑星アルダ(地球)に遺された創造主フォーンザングの遺産を守護している。
 蜃気楼文明は黄金期の魔法文明のアーカイブで、現代もなお当時に製造された自動人形に守護、管理されている。
 爬虫人は他の人類(人間種族)と異なり創造主フォーンザングによって創造されていない唯一の種族である。長い年月を経て、主竜類(恐竜、ワニ、鳥類)から知的種族へと進化した。外観としては爬虫類の特徴を持っているが恒温動物であり、その生態は鳥類に近い(外観はドラゴネオとも似ているがドラゴネオは竜属を起源とする)。その出自から人類共通の始祖である創造主フォーンザング(イルヴァタール)を信仰せず独自の祖霊信仰を持っている。最大の居住地域は南方暗黒大陸中部に存在する。また、オセアニア及び新大陸の一部地域の爬虫人には星界から渡って来た蛇の王を奉じる部族も存在する。
 デヴィリッシュは黄金期に大陸の西方の大洋に存在していた島ヌメノール(Numenor)に住まいヌメノール人(Numenoreans)と呼ばれていた。同時代の人間に比べ格段に優れた肉体と高い技術力を有していた。神の恩寵を授かるうちに傲慢となり、冥王の奸計によって“西方楽土(Aman)”への侵攻を企て、神の怒りをかって海中に没した。エルフと友好関係にあった一部のヌメノール人たちは、ヌメノールの没落の直前に島を脱して大陸へと逃れ、亡国の民の国を築いた。その後、ドゥーネダイン(Dunedain、単数形Dunadan)とも呼ばれた。やがてその国も、相次ぐ戦乱で滅亡したが、生き残ったドゥーネダイン(デヴィリッシュ)たちは流離人として大陸の各地を流浪している。
 “西方楽土”(Aman)とは、大陸の西方の海を越えた彼方に在るとされるエルフ族の故郷。いつの日かエルフが往くべき場所とされる。黄金期の終焉とともに多くのエルフたちが西海の彼方に在るとされる“西方楽土”へと去ったが、ごくわずかながらブリストル島の“霧の玉座”には、今なお旧き伝統を継承したエルフの一族が今なお現存するとされる。

※現実世界の地理、歴史を踏襲しつつも民族、宗教問題を持ち込まないのが基本方針。