2006-08-15から1日間の記事一覧

『鬼』高橋克彦(ハルキ・ホラー文庫) 平安初期〜中期に掛けて、五人の陰陽師とそれぞれが対峙することとなる鬼の話。連作短編を五本収録。 それぞれなかなかに味のある作品ばかりである。特に賀茂忠行が非常に格好良い。 超常の存在である“鬼”よりも、ひと…

寝台特急北斗星号 時間が来たので、駅構内の洋酒屋で甘口の白ワインを一本購入して乗り込む。 文庫本でも読みながらちびちびやって、長い旅路の友にするのである。 これで明日の朝には札幌に着いている寸法である。 飛行機での移動は早すぎて、感慨もへった…

東京国立博物館 特別展「若冲と江戸絵画展」が開かれていたが入場制限が掛かっているほど繁盛しているのでパス。通常展示のみ観覧する。 そして毎回恒例の刀剣展示に急行。 お、珍しいものが展示されている。「水龍剣」である。伝聖武天皇御物。元正倉院所蔵…

東京都美術館「ペルシャ文明展」 史上初の世界帝国を築いたアケメネス朝ペルシャを中心に、シルクロード経由で日本にも影響を及ぼしたササン朝までの各種遺物が展示されている。 目玉は、ペルシャの神獣である有翼ライオンの台座が付いた黄金のリュトン。200…

今日から夏期休暇に入る。 毎年恒例のふらり旅の時期である。数日分の着替えをナップザックに突っ込み、家を出る。 西の方は台風が接近中とのことなので、東北あたりにしようと目星をつける。 まず目指すは、上野駅。みどりの窓口で照会すると、寝台急行“北…