『Advance of Z ―ティターンズの旗のもとに―(4)』みずきたつ(電撃コミックス)
本巻で完結。
テーマを青春群像劇に絞っただけに、原作より物語としての完成度は、むしろかなり高くなっている。
どうでもいいところだが、エリアルドの最終搭乗機TR-6アドバンスド・ウーンドウォートEX(劇中での呼称はハイゼンスレイ)のアクションが、ほぼ棒立ちのように見えるのが残念だ。たぶん、デザイン的に脚部の可動構造が良く分からんからだろうけど。
登場人物も無駄なく上手く使いきっており、短いなりに原作を独自の解釈で良くまとめている。
個人的にガンダム外伝漫画としては、『ムーンクライシス』『クロスボーンガンダム』に次ぐ、良作に思える(というか、本家筋の「エース」系があまりにもダメ過ぎ)。