『HOMEWORLD 2』(Sierra Entertainment)
Windows用の宇宙を舞台としたSF系戦略級SGの洋ゲー
しばらく前にネットで話題になっていたのだが、遂に手を出してしまった。
というのも、このゲームに「MOD」を追加することによって、ガンダムの戦略級SGとして遊ぶことができるからだ。
「MOD」とは「Modification」の略称で、ゲームソフトの基本システムを用いて、本来そのソフトで用意されているシナリオやグラフィック、モデル、システムとは別のそれで遊ぶことを目的とした拡張パック(改造データ)のことを指す。
だいたいの場合、ヘビーユーザの有志によって作成されることが多く、洋ゲーにおいてはけっこう流通しているようである。
で、今回取り寄せた『HOMEWORLD 2』用に作成された「GUNDAM MOD 3.0」は、ネットで検索すれば様々なゲーム画面の映像が流布しているが、おそろしくグラフィックの出来が良い。国内で流通している「ガンダム」ゲームに比肩しえる程のクオリティを具えているのだ。製作者の技量と熱意には、本当に頭が下がる。
さっそく、「MOD」データをダウンロードしてきてインストールして遊んでみる。
元が洋ゲーなので、インタフェースは全て英語だが、なんとなく見当をつけながらチュートリアルをひと通りこなして操作コマンドを学んでから、実際にCPU相手にプレイしてみる。
本ゲームの基本的な流れは『ギレンの野望』シリーズと大体同じで、資源を採掘して物資を集め、それを元に技術開発とユニットの生産を行いつつ部隊を編成して、敵勢力を滅亡させるというもの。進行はリアルタイムなので、操作に慣れるまでちと大変かもしれない。
ユニットの名称と機体スペックの相関には、いろいろと突っ込みを入れたいところが多少あるが、それ以上にクオリティの高いユニットグラフィックに満足してしまい、ユニット同士の戦闘シーンを観ているだけで、すごく楽しい。
秋の夜長とはいえ、とんでもないものに手を出してしまったかもしれない。ハマりそう。