アルシャードガイアRPGルールブック』井上純弌菊池たけし/F.E.A.R.ファミ通文庫
週末に助っ人として呼ばれたセッションで使うことになる、らしい。ので、勢いで購入した。
ざらっと目を通したが、旧「アルシャード」とさほどは変わっていないようだ。主な変更点は、世界観設定の一部変更とそれに伴うクラスの増減といったところか。というか、アルフとか、パンツァーリッターとか、ウィザードが無くなってるー!?
……残念だ。すごく。
まあ、それは良しとして、現代に限りなく近い舞台の現代的伝奇TRPGはそんなに需要があるのだろうか。同社の手掛けているものだけでも『ダブルクロス』『異能使い』『ナイトウィザード』などなど、似た傾向のものがずいぶん多い。
そういえば、それらのソースである漫画、アニメ、ゲームなどのサブカルチャーでも、最近はその傾向が強いようだ。
純然たる『指輪物語』的な中世風ファンタジーから端を発したTRPGも、『Final Fantasy』的な機械文明化したファンタジーを経て、何でも有りの現代的伝奇に落ち着いた、といった感じの流れなんだろうか。
個人的には、中世風ファンタジーがやはり、一番据わりが良いのだが。