スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
新三部作のシメ。ちょうど今日から夏季休暇なので、いい機会と思い観に行ってきた。
旧三部作を知っているので、もう避けようの無い悲劇が待ち受けていることはすでに承知済みであり、主人公アナキン・スカイウォーカーがいかにして暗黒面に堕ちるのかを見届けに行ったようなモノである。
話としては、十分に楽しめた。なにせ物語の規模が半端なくでかいので、限られた時間の中での人物描写が甘いのは仕方が無い。それでも、本シリーズの肝ともいえる主人公アナキンの葛藤は十分、表現できていたと思える。
愛するものを失うという不安や恐怖はぬぐいがたく、その愛着や執着が人を惑わし、狂わせる、という類話は良くあるもので、現実に置き換えてもありふれた悲劇といえるだろう。
ルーカス監督がこのシリーズの新作はもう作らないと公言している以上、事実上「スターウォーズ」は終焉を迎えたこととなる。自分は決してヘビーなファンではないが、いちファンとしても偉大なる御伽噺の終結は、やはり寂しいものだ。