あやかしびと
時間が取れたので一挙に進行する。まずは刀子さんルートを選択。
学園生活のエピソードでまたもや泣ける。生徒会の面々は、どいつもこいつも良いヤツばかりだ。特に生徒会副会長の上杉刑二郎。こういう普段は一見ちゃらちゃらしているように見えても、実は周囲を常に注視してフォローを入れている、こういう頼れる“兄貴”は大好きである。
ヒロイン刀子さんに関しては、先輩、巫女、手料理、しっかりしているようで実はやや天然ボケ気味、大太刀使い、戦う乙女と個人的にポイント累算高し。しかし最高のツボとしては、強力な焼餅焼きか。ネタ的に非常にオイシイ。


次いでトーニャルートを続いて実行。
こちらでも上杉先輩を含めた生徒会大活躍。特に無力と思われていた愛野狩人はその特性を活かしたオイシイ見せ場がある。また頼れる生徒会長、一乃谷愁厳も意外な一面を見せ、刀子さんルートとは違った趣がある。
本編のヒロインであるトーニャも刀子さんに比類する程、個人的にポイント高し。クールビューティ、毒舌家、酒乱(しかもウォッカ!)、ふわふわ〜、バカ兄貴、巻き込まれる陰謀劇、戦う乙女とポイント目白押し。


まだまだ解き明かされていない伏線も多く、今後の続きが非常に楽しみではある。
しかし、この作品の根幹を成す妖怪の特性を継承した「人妖」と、日本国の中でこの人妖を隔離した閉鎖都市「神沢市」という設定はTRPGに転用しても色々と遊べそうなネタではある。適度なシステムと組み合わせれば、いいシナリオフックになりそうだ。