パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド』
三部作の最終話。
前作最後でまさかの復活を果たしたバルボッサとともにジャック・スパロウ救出を果たそうとするエリザベスとウィル。その後を幽霊船フライング・ダッチマン号を手中に収めた東インド貿易会社のベケット卿が追う――
だが、序盤はとにかく人間関係が錯綜していて、とてもわかりづらい。
なお、ポスターなどで重要人物と思わせた倭寇の頭領サオ・フェン船長は、あっさり死ぬ。
前作でジャック・スパロウを乗船ブラックパール号ごと呑んだ怪物クラーケンも、いつのまにか死亡。
どういうことかエリザベスは剣豪になっているし、一作目であれだけ海賊を嫌っていたウィルも率先して船を統べる。
死んだはずのジャック・スパロウも船ごとあっさり復活。
なんだかなぁ。
ただし、終盤の渦潮に乗って激突するブラックパール号対フライング・ダッチマン号の砲撃戦は迫力満点。
船上での白兵戦の最中に、敵と切り結びながら愛を誓い合うエリザベスとウィルのシーンも美しい。
スタッフロール後に、もういちシーンあったらしいが、早々に席を立ってしまったので見逃した。まあ、展開が読めるからいいか。
どうでも良いが、鍵を銜えた犬はやはり本作にも登場。まあ、お約束ということで。