イースオリジン
ずいぶんと掛かったが、「ユニカ」編、「ユーゴ」編、「鉤爪の男」編と、すべてのルートでの攻略が完了した。
実に面白かった。
シナリオ中の随所に、旧作であるI、IIの各種ガジェットが上手く使われていて、懐かしい感慨に浸りながらプレイできた。
肝心のアクション部も秀逸。特に各エリアのボスとの戦闘パターンが豊かで、実に楽しい。また、剣以外の得物での戦闘も目新しく、通常の戦闘でも十分楽しめた。
ユニカ、ユーゴそれぞれのルートを終えた上で、すべての伏線が解き明かされる最後の「鉤爪の男」ルートの終盤は圧巻。まさか、アレまで出てくるとは思わなかった。
トバ、ジェンマ、ファクト三家が地上に残った訳とか、レアがハーモニカを持っている由縁だとか、ロダの樹の根元にシルバーソードが埋まっている理由だとか、トールの聖域の名の由来だとか、色々と設定が補完されている。
一時はアドルが主人公ではないと聞いて、それってどうよとか思ったが、結果的には大満足な一作だった。
しかし、こうなったら旧I、IIをもう一度、VI以降のシステムで改装して欲しい気もするなぁ。