『色の名前で読み解く日本史』中村克己(青春出版社
本書では130種を越える日本古来からの色彩の名前とその由来、まつわる逸話を紹介している。
学生時代、平安期の襲ね色目(直衣や唐衣などの合わせに使う色の組み合わせ)を少し齧ってはいたが、知らなかった色がこんなにもあったのかと驚く。
よくもまあこれだけのヴァリエーションを考え付いたものだと、思わず感心してしまうような色彩の種類がある。我々日本人の先祖たちの美意識には、つくづく脱帽する。
和モノのTRPGセッションでの状況描写などに活用できそう。