『Chronicle 2nd』(Sound Horizon
“虎の穴”で再販されたとのことなので、通販で購入。
本アルバムは“黒の予言書”と呼ばれる有史開闢から未来に至るまでの年代記、本来あり得ざる歴史の綴られた書物をテーマとして編まれている。
収録されている「聖戦と死神」4曲などに実在の地名が使われていることをみると、並列世界の出来事を語っているのだろう。その“黒の予言書”とは。
しかし、「聖戦と死神」は非常に魅力的な曲である。詞で語られるエピソードの周囲にあるであろう広がりは、妄想によって輔弼することでひとつの物語――シナリオを形成できよう。
必要なのは、ネタと世界地図と辞書と、想像力のみ。