久々にセッションを行なった。
例の「GUNDAM SENTINEL RPG OE」を用いたザンスカール戦争期のシナリオを、友人とサシでのソロプレイで行なったのだが……。
予想はしていたものの、やはりV2ガンダムが猛威を振るった。
特にアサルトバスター仕様になったそれの戦闘は、もはや何か別のゲームのようだった(ついF.E.A.R.系システムの戦闘を連想した……)。
データ作成の段階で分かってはいたが、やはりコイツはマルチプレイ向けの機体ではない。
普通のキャンペーン・シナリオでは、まず使えまい。


実は原作にあたる「GUNDAM SENTINEL RPG」はソロプレイを前提にデザインされている。
これをマルチプレイ用にリデザインしたのが、「OE」ではあるが、それでもソロプレイとの親和性は相変わらずに高い。
逆に言えば、マルチプレイが難しいシステムなのだ。
PCのレベルが低く、乗機の性能が低い段階では、被弾を抑えるために相互協力が必要となり、僚機とフォーメーション(小隊)を組むことによって、マルチプレイが成立しやすい。
しかし、PCが成長してレベルが上がり、かつ高性能機に搭乗すると、単機戦闘ができるようになり、かえって僚機とは戦果の競合状態となってしまい、マルチプレイが難しくなる。
このように「GUNDAM SENTINEL RPG」をマルチプレイする上で、各PC間の戦力バランスを取るのは非常に難しい
これが突出した性能をもつ高性能機や高い戦闘力を有するニュータイプ(NT)を、シナリオに導入しづらい所以である。
時代が下ると、高性能機(NT専用機)が増えて、ますますバランス調整が難しくなる。
V2アサルトバスターガンダムはその筆頭だろう。


前置きが長くなったが、プレイヤー1人でのソロプレイセッションは、戦況をコントロールするのがかなり楽だった。
特にマルチプレイで課してきた様々な制約を取っ払ってのパワープレイは、けっこう面白い。
トークもソロだけに濃い目でやれて、用意しておいたシナリオ設定がほぼ全て活かせたのも好感触。
たまには、こういうプレイも良いかも。