札幌に無事到着。
軽く朝飯を喰ってから今日の身の振り方を算段する。
まず観光案内所で今日の宿を確保する。それから無料の北海道のマップを一部もらって、旅の方針を定める。
よし今日は小樽に行こう。
さすがに海鮮系の店が軒を連ねている。
そのうちの一軒の暖簾を潜って、昼飯はウニ丼を喰う。今が旬という馬糞ウニである。美味い。
小樽は北海道開拓の拠点港として栄えた港湾都市である。明治に入ってからは重工化政策の一環として北海道産の石炭搬出の拠点としても活用された。当時の繁栄を物語る遺構が、今も街に残っている。
しかし、今はむしろ海産物と、北一硝子による硝子細工が有名なのではなかろうか。
北一ヴェネツィア美術館で特別展示「レースガラス展」をやっていたので覗いていくことにする。
展示されているものは、ほとんどが20世紀に複製されたものばかりだが、基本となる技術は16〜18世紀に確立したものばかりであり、非常に勉強になる。
特に板ガラス製法の確立とその伝播については初めて知ることとなった。これは後学のためとなる。
適当に市内を散歩した後、札幌に戻る。