『悪魔に魅せられし者』鈴木直人創元推理文庫
私がTRPGの世界に足を踏み入れる契機となった原点ともいえる作品である。
数年前に秋葉原イエローサブマリンで見つけ、中古で購入していたのだが、長らく触れていなかった。たまたま本棚を整理していて発見し、手に取った。
実に17年ぶりの再挑戦である。
本作は、ゲームブックの中でもかなり珍しい、本格的なダンジョン攻略型のものであり、マッピングしながら挑むこの感覚は、WIZARDRYシリーズにも通じる楽しみがある。
時間も忘れ、最後の王国騎士ギルガメスとなって、塔の探索に熱中する。
20階にて、ついに仇敵ドルアーガと見え、背中に一太刀、斬撃を与えるも逃げられた。更なる上層の探索は、次巻『魔宮の勇者たち』に持ち越しとなる。